新規就農から何年で一人前になれる?農家は食えない職業なの?
こんにちはバシタカです!
今回は、新規就農者が、どれくらいの期間で「一人前」になれるのか、
つまり、何年くらいたてば「食っていけるのか」ということを調べてみました!
運転資金にも関わることなので、重要ですよね!
新規就農から何年で一人前に食えるようになるの?
さて!さっそく行ってみましょう!
それぞれ作る品目によって大きく違うのはわかるのですが「大体どのくらいの年数で食えるようになるのか」と見ていきたいと思います!
平均ってあるの?っていう話です。
この表は、バシタカが取り寄せた、新規就農に関するパンフレットに掲載されていたグラフです。
就農後の年数別、販売金額の割合の推移 というグラフ。
収入ではなくて、販売金額なので、ここから経費が差し引かれることになります。
この表で見ると、
1年目では50%の人が年商200万円未満。2年目になると50%の人が年商200万から300万円未満。
ここから経費が惹かれていくので、やはり「一人前に食べていく」ということになると、
少なくとも販売金額500万円から1000万円はないと少ないですよね。
この表で見ると、茶色いゾーンですが、大体、半数の人が「食べていける」ようになるには、大体4~5年はかかりそうですね。
半数の人が、3年までは販売金額「200万~300万円」ということなので、この表からすると、
最低3年間は、貯金しておいた自己資金で賄うか、他のアルバイトなどで生計を立てないといけなくなりそうですね・・・。
このパンフレットにも書いてありましたが、
「農業所得で生計が成り立っている」と答えている人は売上高1000万円以上の人たちだということなので、
やはり売り上げは1000万円以上ないと、農業だけで食べていくのは難しいみたいですね。
現在の専業農家の平均所得はどれくらい?
さて、ちょっと古いデータではありますが、2005年の農林水産省の調べでは、
約40%が300万円未満の所得。
しかし、それ以外の60%は300万円以上の所得を得ているということにもなるということで、決して「食べていけない」ということではなさそうですね。
・稲作:平均年収253万円 ・畑作:平均年収849万円 ・露地野菜:平均年収564万円 ・施設(ビニールハウス等)野菜:平均年収1209万円 ・果樹:平均年収564万円 ・露地花き:平均年収677万円 ・施設(ビニールハウス等)花き:平均年収1545万円 出典:https://shingakunet.com/bunnya/w0027/x0360/nenshu/#:~:text=%E3%83%BB%E7%A8%B2%E4%BD%9C%EF%BC%9A%E5%B9%B3%E5%9D%87%E5%B9%B4%E5%8F%8E253%E4%B8%87,%E8%BE%B2%E5%AE%B6%E3%81%8C%E5%A4%9A%E3%81%84%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E3%81%A7%E3%81%AF |
上の数字は、それぞれの農家の「年収」なので、ここから経費などが差し引かれます。
となると、平均してみなさん「農業以外」の収入がないと厳しいという現状が見えてきますね。
現在ご高齢の農家さんなどは、年金ももらいつつ、農業をしている状態なのでぎりぎり食べていけているのかも知れませんが、これから若い世代が農業をやるとなると、年金の額が減る分、収入に関してはもっと厳しく見ていかないといけないかもしれませんね・・・。
まとめ
今回、新規就農から何年目で一人前に「食える」ようになるのかを見てみたのですが、最低で3年、普通で5年間くらいは、一人前になるまでに必要と考えておいたほうがよさそうですね。
ただ、実際の「所得」つまり、売り上げから経費などを差し引いた金額は、実態よりも「過少申告」されている可能性は考慮に入れておいたほうがいいかもですね。農家さんも「個人事業主」なので、できる限り経費を使って、所得を少なく申告したほうが、税金が安く済むというメリットがありますのね。
この辺りは、実際に農家さんに聞いてみるしかなさそうですねw
というわけで今回はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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