新規就農の平均販売額と平均所得ってどのくらいなの?

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こんにちはバシタカです!

今回は、新規就農者の平均の年間販売額と平均所得についてまとめてみました!

新規就農したはいいけど、みなさんどのくらい稼いでいるのでしょうか?

 

新規就農の平均販売額は?

ではさっそく!

新規就農者の就農実態に関する調査結果~平成28年度~からのデータを引用しております!

この統計やデータでの「新規就農者」ですが、大体就農してから10年以内の人を対象に調査を行っているみたいです。

 

これによると、畜産と施設園芸以外の新規就農者では、平均の販売額は250万くらいが一番多くなっています。

表では、作物別に販売額が記載されていますが、畜産はずば抜けて金額が多く、その次に施設園芸が多くなっています。

やっぱり投資額が大きい方が、販売額が大きいですね。

 

新規就農で一番初期投資の少ない「露地栽培」も、大体の平均販売額は250万円程度となっていますね。

こうして見てみた感想ですが「少ないな」ですねw

 

結構な投資をして新規参入しているはずなのですが、最初の設備投資だけでなく、就農してから5年間は経営が安定しないという現実が見えてきますね。

次の表では「所得」を扱います。つまりどれくらい手取りがあるんだい?という話ですね。

 

 

新規就農者の平均所得ってどれくらいなの?

さっきの「平均販売額」では、実際に受け取った金額でしたけど、今度は「どれくらいの所得になっているのか」を見てみようと思います。

大体、販売額が1000万円を超えるのが、農業だけで食べていく一つのラインになっているみたいですね。

この表を見ると、就農後5年目くらいで100万~300万円の所得という人が大体半分くらいとなりそう。

最初の4年間は、結構厳しいものがありそうですね。

この表を見ても、やはり「少ないな」という感想ですw

一番割合で多いのは100万以上300万円未満ですが、普通の会社員くらいの所得を得ようと思ったら、やはり300万円以上500万円未満のゾーンに入らないとダメということになりますが、5年以上農業をしていても、その割合は5.4%!

上位5%しか、そこそこの生活が送れるようにならないということですね!!

ただ注意したいのが、新規就農者の半分以上、約65%が65歳以上の方で、つまり年金をもらっている世代なんですね。

年金をもらいながらであれば、年間の所得が300万円未満でもなんとかなるので、こういう数字に落ち着いているのかも知れません。

年金をもらっていない世代での販売金額や所得などの数字は出されていないので、実際にいろんな人から話を聞いたりして見ないとわからなさそうですね。

成功者の本は出てますけど「うちは細々やってます・・」というような人の体験談はあんまり世に出ないですからね。

書かないだろうしね・・・。

 

まとめ

今回は、簡単に新規就農者(就農してから10年以内の人)に平均が販売額と平均所得を見てみましたが、数字だけで見ると全然食っていけてないじゃん!という感想です。

農家も自営業者で、所得を少なめに申告している可能性はあると思うので、実態はもっと調査をしていこうとは思っていますが、それでも「年金もらいながらやっている」という人が半分以上いるということは、念頭に置いておいたほうがいいかも。