おすすめ農業本!就農への道~多様な選択と定着への支援
こんにちはバシタカです!
今回は、おすすめ本「就農への道~多様な選択と定着への支援」堀口健治 堀部篤 のご紹介です!
新規就農だけでなく、親元就農、農業法人への就農などのデータが豊富にまとめられている一冊です!
おすすめ本!就農への道~多様な選択と定着への支援
就農への道!というタイトルから、これから就農する人への本かなと思ったのですが、どちらかというと
「新規就農するひと、親元で就農する人、農業法人で就農する人の現実を統計やデータを用いてまとめました」という内容で、新規就農する人達の「現状や課題」がいろいろと書かれていました!
客観的なデータをもとに、現状を分析しているので、新規就農者の「現実」が痛いほどにわかりますw
一通り読んでみて思った感想ですが
「現時点で農業はかなり厳しいぞ!」という感想ですw
以前の記事にも書いたのですが、
・40歳未満の新規就農者の場合、3割の人が生活が安定せず、離農している
・新規参入して5年目であっても、農業所得で生計が成り立っている割合は48.1%と半分に満たない。
などなど、農業だけで食べていけている人が結構すくないという現実です。
新規参入の多くは、50歳以上の定年や年金組が多く、そもそも農業だけで食べていく必要のない人たちが多くて、若くて新規就農しても、稼げなくてやめてしまう、続けてはいるがアルバイトをしながら細々と続けている!
という人がかなり多いという現状でした。
ただ、この本にはうまくいっている例も書かれていて、就農する先が「新規就農者に手厚い地域」だった場合は、他の新規就農者よりも格段に有利になります。
保守的な地域だと、まともに農業もさせてもらえない場所もあるみたいですからね。
また、やはり親元でやっている人が就農をする方が、新規で独立して就農するよりも、確実に有利だということもわかりました。
一通り、今の農業の現状を見てみたら、やはり
・徹底的に「ビジネス」として経営計画を書く。
・できる限り、就農予定の地元の人たちと関係を作っておく。
・新規就農者のサポート体制がしっかりしている場所を選ぶ。
・農業をしている人に、直接話を聞く。
などなど、失敗しないようにできるだけ入念な準備をすることが必要だと思いました。
当たり前のことなんでしょうけど、「自分のビジネスが持てる!」「経営者になれる!」と思うと、テンションが上がってしまい、ついつい前のめりに進んでいってしまうことがあると思うので、この辺り、自分への戒めも込めて、注意しておきたいなと思いました。
まとめ
この本では、新規就農の方に役立つ情報もありますが、それだけでなく、あまり情報がでまわっていない親元就農の人、農業法人への就職にまつわるデータなども取り上げられていますので、そちらの方にもおすすめです。
いろんな人のくわしい事例も載っているので、非常に参考になりますよ!
というわけで今回はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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